four seasons Front Cover

Lyric

otona

NAO3

秒針は回っていく

くるくると回っていく

時間だけが過ぎていく

どこかが子供のままで

「大人になんてなりたくない」

なんて言ってさ 大人ぶってた

歳を取れば何か変わると

信じたけど変わらなくて

時間だけが過ぎていく

二酸化炭素を生み出して

精神が磨耗していく

生きてるだけでも

子供だった頃みたいに

この先を忘れてたい

仮想で遊んでいたい

世界の時間を止めて

憎くて愛しい時間は過ぎる

休日は一瞬でなくなる

何もかもが辛いMonday

明日のことは見ないSunday

そんなことを繰り返して

また一年が過ぎていく

見て見ぬフリばっかして

子供のまま着飾って

現実から逃げていく

時間を忘れて 今は

何をしていても時間は過ぎる

砂時計は止まらなくて

大人ですら終わりがあって

いつかいつかきっと

いつの間にか死んでいく

ボクの時計だけ止まる

そんなようにできている

だからさ 今だけ

ずっと子供でいてもいい

大人にあんま意味はない

何処かに印つければ

時間は受け継がれてく

半音下げの開放弦

ボクに無いのはこれの才能で

欠けたピックを振りかざし

猛暑日過ごしている

乾いた地面踏みにじって

錆びた自販機のボタンを押す

冷たい透明なサイダーを

喉に流し込んでいる

あぁ、暑さで倒れてしまいそうだな

縋るような思いでピック握っている

夜行性だって可能性

今求められるのは多様性

新しいピック買わないで

欠けたピック使っている

キミが居なくなってもう何年

ぐしゃぐしゃになったレターさえ

回り回って訪れた

夏に読み返している

あぁ、寂しいなんて思わないけど

いつの日か帰ってくる日を待っている

あぁ、生命は今日で

終わってしまうけど

きっとどこかで世界を眺めているから

あぁ、サイダーは

飲み干してしまったけど

錆びた自販機はキミのこと待っている

あぁ、欠けたピックは

無くしてしまったけど

ギターの弦はキミのこと覚えている

あぁ。

  • Lyricist

    NAO3

  • Composer

    NAO3

four seasons Front Cover

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