リリース日: 2026/06/03
※ 試聴は反映までに時間がかかる場合があります。
※ 著作権管理事業者等が管理する楽曲は試聴できません。
『久遠の彼方へ(映画「あかねさす海」の主題歌)』
映画『あかねさす海』の中で、マレーシア・ペナン島のロケシーンに静かに流れる挿入歌『久遠の彼方へ』。
本作は、「幸運の軍艦」と呼ばれながら長きにわたって活躍した重巡洋艦「羽黒」の乗組員たちの姿を描いた、海に眠る英霊の祈りの思いを綴った実話をもとにした映画です。羽黒は1945年、マレーシアのペナン島沖・マラッカ海峡にて沈没しました。
この楽曲を作詞・作曲し、映画の脚本・プロデュースも手がけた草部文子は、羽黒の航海長の遺族です。愛する家族を海に奪われた者の記憶と祈りが、この作品の根底に静かに流れています。世界70カ国を巡りながら世界平和を訴え続けている女性映画監督である増山麗奈が監督を担当。草部文子と増山麗奈信念と祈りがこの作品にも深く刻まれています。
映画制作を担当した劇団アトリエッジは、2000年から毎年、特攻隊ミュージカル「流れる雲よ」を上演し続けてきた日本を代表する劇団。『あかねさす海』は、その劇団アトリエッジが手がけた初めての長編映画作品であり、靖國神社にて慰霊顕彰作品として上映されています。さらに、同じ「羽黒」の名を受け継ぐ海上自衛隊のイージス艦「羽黒」の映像ライブラリーにも収蔵され、現在の乗組員の皆さんにも広く視聴されています。
また、アメリカ・ハリウッドで開催された「WORLD FILM SPECIAL」にて特別上映され、マレーシア大使館の大使をはじめとする約20名にご覧いただくなど、国際的にも注目を集めた作品です。国籍を超えた感動と平和への想いが静かに、そして確かに伝わる――『あかねさす海』は、かつて羽黒が眠る海の国・マレーシアの代表者たちの心にも深く響き、時代と国境を越えた鎮魂と和解の物語として、世界に向けてその感動を広げています。
どこまでも続く青い海。
夕陽に染まる水平線。
その穏やかな風景の下に、かつて戦争によって帰ることのなかった多くの命が眠っています。
この楽曲は、そんな海に眠る人々への鎮魂の祈りとして生まれました。
切なくも透明感のある女性ボーカルが、時を越えて届かぬ想いをそっとすくい上げ、言葉にならない祈りを旋律に変えてゆきます。
失われた命への哀しみだけではなく、その先にある"平和への願い"までも優しく包み込む一曲です。
タイトルの『久遠』には、"永遠""果てしなく続く時間"という意味が込められています。
海の彼方へ消えていった命、そして今を生きる私たちの想いが、時を超えてどこかでつながっていてほしい――そんな願いが、この歌には込められています。
『あかねさす海』という物語の中で、この曲は単なる挿入歌ではなく、**海に眠る魂の声を代弁する"もうひとつの語り部"**として、観る人の心に静かに響きます。