Lyric

初めてのバラードはやさしい言葉をかき集めて

君と僕に繋がる確かな別れを歌おう

朽ち錆びたショップモールで枯葉被るかつての写真立て

素敵な夢の跡を写し出して見えたから

今君の瞳に浮かび落ちた　惑星のダイヤモンドが

永い時の果て僕の傍で世界で息をしてる

ただ肌が触れる、言葉も語らず、

ただ花が在るように生きてほしくて

最期にもバラードを か細い声で口ずさんで

梢の鳥のように　変わらない愛を歌おう

たとえ僕ら一人降りてもメリーゴーランドは回る

それでも唯一つの思い出をカバンに詰めて

いつか宇宙に返す命の灯を語る アンモナイトが

永い時の中ひと雫の世界で息している

ただ目を見つめる、言葉も綴らず、

ただ風に揺れる葉の愛しいこと

見えない未来思い憂いながら　過去を呪いながら

口を噤み、語り、傷つけ、愛して行く 燻んだ日々の中

月を見て空に手を伸ばした 惑星のダイヤモンドが

永い時の果て僕の傍で世界で息をしてる

ただ君が生きる、言葉も語らず、

ただ花が在るようで愛おしくて

寂しさへ続く優しさの中で、

ただただ確かめた、その手の温度を