それでも両腕の直径を確かめてしまう。
いつまでたっても手をつなぐのがへた。
ひとつでも同じところが見つかれば、いなくならずにすむと思った。
身体には愛するための器官がある、と、まだ信じている。
影は手をつなぐのがうまい。
ふれあった瞬間にはもう、四本足の生きものに溶けあい、拡がっていく。
そんなふうに海ができたんですよ。
それはかなしみを抱くための器官なのだった。
- 作詞
向坂くじら
- 作曲
クマガイユウヤ
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- ⚫︎
Prologue/腺
Anti-Trench
- 2
死ねない
Anti-Trench
- 3
ラブレター
Anti-Trench
- 4
Interlude/あわいをはかる
Anti-Trench
- 5
星座盤の上で
Anti-Trench
- 6
きみが生まれた日
Anti-Trench
- 7
Epilogue/漂流者たち
Anti-Trench
アーティスト情報
Anti-Trench
Anti-Trench 詩人・向坂くじらとGt.クマガイユウヤによる朗読ユニット。2020年1stAlbum「ponto」「ŝipo」リリース。 向坂くじら 詩人。第一詩集『とても小さな理解のための』(しろねこ社)。朝日新聞、共同通信社配信の各地方紙、他雑誌などに寄稿。教育の分野でも活動し、各所で詩の出張授業を実施するほか、2022年埼⽟県桶川市にて「国語教室ことぱ舎」を自ら創設する。 クマガイユウヤ ギタリスト、コンポーザー。 セッションミュージシャンとして幅広くジャンルレスに活動するだけでなく、ソロプロジェクト・THE NAAVなど、各所で精力的に活動中。BMSG所属アーティスト・Novel Coreのバンドメンバー。
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