ŝipoのジャケット写真

歌詞

Prologue/腺

Anti-Trench

それでも両腕の直径を確かめてしまう。

いつまでたっても手をつなぐのがへた。

ひとつでも同じところが見つかれば、いなくならずにすむと思った。

身体には愛するための器官がある、と、まだ信じている。

影は手をつなぐのがうまい。

ふれあった瞬間にはもう、四本足の生きものに溶けあい、拡がっていく。

そんなふうに海ができたんですよ。

それはかなしみを抱くための器官なのだった。

  • 作詞

    向坂くじら

  • 作曲

    クマガイユウヤ

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アーティスト情報

  • Anti-Trench

    Anti-Trench 詩人・向坂くじらとGt.クマガイユウヤによる朗読ユニット。2020年1stAlbum「ponto」「ŝipo」リリース。 向坂くじら 詩人。第一詩集『とても小さな理解のための』(しろねこ社)。朝日新聞、共同通信社配信の各地方紙、他雑誌などに寄稿。教育の分野でも活動し、各所で詩の出張授業を実施するほか、2022年埼⽟県桶川市にて「国語教室ことぱ舎」を自ら創設する。 クマガイユウヤ ギタリスト、コンポーザー。 セッションミュージシャンとして幅広くジャンルレスに活動するだけでなく、ソロプロジェクト・THE NAAVなど、各所で精力的に活動中。BMSG所属アーティスト・Novel Coreのバンドメンバー。

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