Lyric

〈Verse1〉

俺の棲む街には雪が降らねえサウダージ

値崩れのしない思想に付けてみなHow much?

朝日が底なしの夕闇の深さに音を上げる

静寂が息を殺し爪を立てる

俺に他ならず　否が応にも白羽の矢が立つ

ノンフィクションの影に隠れちまうドラマがある

中立や公平が光を誘って

語りかけてくるが生憎俺らは夜行性

道化役はフィクサーの強要を背負って立つ

どう目立つかよりも空間とのコンセンサス

つまり量で勝つか質で勝つかいずれ分かるさ

なにせこの瞬間も音の粒が弧を描く

始まりも終わりも循環する24時間

瞳孔に目蓋を被せると響く停止音

床につき　明日を待たせておく

保証された安全の足元に転がる危険思想

〈Verse2〉

限りなく背伸びしたブルース

背丈5尺9寸　俺は深淵にて学習する

「聴けばわかる」

そのフレーズと通り名が知れ渡る

ここからはやけに空が高く見えやがる

未練残る上空と別れ視線を落とす

ただトビたいだけの輩にとっちゃ辞世の句

孤独に薪を焼べ　余計な恥を捨て

己に正直でいることが転ばぬ先の杖

これ以上取り除くものは何もない

現実との距離を置くが着実に歳を取る

ペン先は常に生乾き

滲む隙も与えず　藁半紙へ執拗に突き立てる

朽ち果てるまで何度だって繰り返す

この身ひとつ

さぁ次はどこに行こう

他の誰かとの競い合いじゃなく

俺は俺の一人旅をこれからも続ける　進める

〈Hook〉

隣の芝生は所詮　砂上の楼閣

見誤るな　お前の生き様そのものがコンパス

急がず且つそれでいて立ち止まらず歩き出す

108つの煩悩とは逆に針が刺す

隣の芝生は所詮砂上の楼閣

見誤るな　お前の生き様そのものがコンパス

急がず且つそれでいて立ち止まらず歩き出す

108つの煩悩とは逆に針が刺す