Just Live For Todayのジャケット写真

歌詞

Maison

ELIONE

Maisonみてぇ Maison Maison

Maisonみてぇ こだわってる俺ら

Maisonみてぇ Maison Maison

Maisonみてぇ こだわってる俺ら

「好きな音を隙無い言葉で埋めな」

君が気に入ったなら

ベートーベンよりも運命だ

うるせぇ マイナーじゃねぇ

測ってくれよメジャー

特別な歌 歌う俺は

まるでMICROPHONE PAGER

Lyricismだ 一語一句にあるこだわり

メロディー歌うのも無問題

RealとFakeのもんじゃ焼き

食ってる そっちはどんな感じ?

昔好きだった あのJ-POPも

いい歌は今でも男女兼用

Beat上で俺らと遊べんの?って

ばあちゃん仕込みのハンドメイド

大抵のRapperはオードブル

韻も品もないんだ 本当苦痛

イケてる奴らのコードブルー

君のためなんだ オートクチュール

こいつもMade in Japanで

MIHARA, KAMIYAみたいヤベェよ

理解できないのマジヤベェよ

Maisonみてぇ Maison Maison

Maisonみてぇ こだわってる俺ら

Maisonみてぇ Maison Maison

Maisonみてぇ こだわってる俺ら

Maisonみてぇ Maisonみてぇ

Maisonみてぇ Maisonみてぇ

Maisonみてぇ Maisonみてぇ

Maisonみてぇ Maisonみてぇ

Maisonみてぇ こだわってる俺ら

Maisonみてぇ こだわってる俺ら

イライラさせちゃうELI

チカチカ大作戦

シャボン玉みたい 1発で消える

紛い物Rapじゃ期待はずれ

Gregのよう SSENSEでコーディネート

キャリアがキャビア 頭 広辞苑

ゴマすりTakerじゃ

似合わないテイラード

冗談より商談もっとくれ

10年前着てたPRO CLUBより

めっちゃデカくする LIFE SIZE

10年後も色褪せないLyricsと

Rafのアーカイブ

自分の才能を疑わない

自分の才能を疑わない

無理って言ったアイツとはBye-Bye

誰かの枠には収まらない

テーブルに並べたディナーとProblem

平らげて笑ってる日常さ

セールスを気にしねぇフリとかやめろよ

Artで飯食わす実業家

俺の曲にはハズレはないけど

コーデぐらい外させてよ

Maisonみてぇ Maison Maison

Maisonみてぇ こだわってる俺ら

Maisonみてぇ Maison Maison

Maisonみてぇ こだわってる俺ら

Maisonみてぇ Maisonみてぇ

Maisonみてぇ Maisonみてぇ

Maisonみてぇ Maisonみてぇ

Maisonみてぇ Maisonみてぇ

Maisonみてぇ こだわってる俺ら

Maisonみてぇ こだわってる俺ら

Maisonみてぇ

  • 作詞者

    ELIONE

  • 作曲者

    BACHLOGIC

  • プロデューサー

    BACHLOGIC

  • ラップ

    ELIONE

Just Live For Todayのジャケット写真

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BACHLOGICとのタッグ再び!
ELIONE渾身のニュー・アルバム「Just Live For Today」


BACHLOGIC(以下BL)フル・プロデュース体制で2023年に5thアルバム「So Far So Good」を発表したELIONE。リード・シングル“99%”を筆頭に、彼のキャリア史上最も大きなバズを生み出し、BLのプロデュース能力の高さも相俟ってELIONEのアーティスト性を更に高みへと押し上げた作品として、まだ記憶に新しい。
 
 「So Far So Good」以降、活発な動きは落ち着くことがなく、渋谷WWWでのワンマン・ライヴではチケットを即完売させ、シングル“Oh My Friend”や気鋭のビート・メイカー:ineedmorebuxとの共作EP「As Usual」などをリリース。客演曲ではG-k.i.d“HANEDA feat. Kvi Baba & ELIONE”などが大きな話題を呼んだ。また、CHICO CARLITOのアルバム「Grandma's Wish」(2023年)をプロデュースし、2025年にはABEMAのオリジナル・ドラマ『警視庁麻薬取締課 MOGURA』に俳優としての出演のみならずエグゼクティヴ・プロデュースも担当するなど、フィクサーとしても結果を残してきた。
 
 そのヴァーサタイルな活動こそがELIONEのアイデンティティのひとつであることに疑いの余地はない。一方で、その活動の幅が拡がるにつれ、ソロ・アーティストとしての更なる成功への渇望が、ニュー・アルバム制作のモチベーションのひとつとして大きく作用したようだ。2年以上の時間をかけて完成させた最新作「Just Live For Today」は、そんなELIONEの執念とクリエイティヴィティが遺憾なく発揮されたアルバムだ。
 
 一聴してまず印象に残るのは、前作同様、BLのフル・プロデュースによって生み出されたサウンド面でのヴァラエティの豊富さだ。“LIFE SIZE feat. G-k.i.d”ではアフロ・ポップ・ビートを取り入れ、“国産 feat. CHICO CARLITO, Mummy-D”ではウェストコーストを彷彿とさせるバウンシーなファンク・サウンドを提示。“No No”では近年USシーンを席巻しているNY発のサウンド:セクシー・ドリル・ビートに挑んでいる。“Guess Who's Back feat. BACHLOGIC”では2000年代前半~中盤頃のBLサウンドのリヴァイバルを意識したと思しき、クラシカルな王道ヒップホップ・ビートにニヤリとする(BL自身の声によるフックも!)。今作で2作目となるスーパープロデューサー:BLとの制作に気負いは感じられず、実に風通しが良い。サウンド面でのヴァラエティの豊かさが、元来強みとして持っていたメロディ・センスやフックのキャッチーさとの相乗効果も生み出し、ヒット・ポテンシャルの高い曲が並んでいる。

 だが、ヒット・ポテンシャルの高い曲が並んでいるとは言え、ヒップホップとしての芯の強さは失われておらず、ELIONEが信頼に足るアーティストである所以を、本作を聴いて改めて気付かされる。冒頭の“Guess Who's Back”は王道のセルフ・ボースティング・リリックであり、“Maison”では「大抵のRapperはオードブル/韻も品もないんだ本当苦痛」と辛辣なフレーズをラップすることによって、自身のラッパーとしてのプライドを表現する。“We Don't Care”は80年代R&B/ニュージャック・スイング的なスネア・ロールが軽快な響きを演出するが、リリックは反骨精神に溢れていて、ポップ・チューンかと思って聴き始めると良い意味で裏切られる。前作と比較すると、ハイ・ブランドの名前や豪奢さを感じさせるワードが増えているのも印象的だが、決してフレックス一辺倒な世界観に陥っているわけではなく、その対比としてその影で積み重ねてきた研鑽や努力、小銭が増えた程度では解消されないフラストレーションや向上心、不安などを包み隠さずリリックに落とし込んでいる部分から、彼の誠実な人間性を感じる。“Loyalty”(忠誠心)を人生のモットーとして掲げ続けてきた彼らしい、仲間や家族、異性に向けた真摯なメッセージの数々も健在で、彼とは立場が違っても同じく社会の中でストラグルするリスナーたちにも共感できるリリックが多いはずだ。
 
 アルバム・タイトル「Just Live For Today」は直訳すると「今日のために生きる」という意味。確かに本作は現時点での彼が思う願望やフラストレーション、フレックスに溢れているかもしれない。だが、その現在地点の描写は、そこに至るまでのプロセスの重要さを顕わにし、彼が見据える明るい未来への布石を示している。では、彼が描いている未来のヴィジョンとは何か? そのヒントは「Just Live For Today」の要所に散りばめられているし、ここからの彼の活動が示してくれるはずだ。

Yusuke "11zero" Ito

アーティスト情報

Solid Sky Entertainment

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