夜春日のジャケット写真

歌詞

夜春日

Tezu

音が微睡むふやけた夜通り

生暖かい春風に乗っていた笑い声がある

聞きたい色彩変化

いつかこんな夜も匂いも記憶も隅に行って

良かった思い出となってしまうの

乾いた炭酸投げた

咲くガラスの花火

ぼやけた方向探し歩き出していた

落ちてく花びらさえも音が

瞬く目にすらも音が伝っている

ポケットに妄想

儚い春に溺れた夜泳いで

終わらない話探しあって

淡く渦を湯掻いてる

柔らかな灯りただ照らしてる

期待して踊って歩いて騒いで

無駄なことばかりしていたんだ

かすかな音さえ聞こえた

いつまでも続くこんな夜春日

モラトリアムまだ続いていたんだ

くだらない話で逃げては

蓋を重ねたんだ

見ていたくないからさ!

脳内の砲台で倒壊やりたい放題だ

分かるよ本当は

朝をあげてしまいたい

まぶした春のものはごまかす魔法だ

入り組んだ夜になんて気づけやしない

つらつらと進んでく情景に

つられた視線が戻せなくなっている

逃げ出したいな

破れた暗澹たる心の臓の音

嘶いた続くようにと

緩く風が歌ってる

艶やかな春の鼓動加速する

ふらっと回ってごまかしてなんて

聞こえないようにただ願った

煌めく街に飲まれていく

春の呼吸に触れたような気がした

白さを忘れたこの吐息はただ

ばれぬよう闇に滲むのでしょう

鼻歌交じりの声が響いてる

かかと蹴り上げて

飛び出した夜を超えていこう

騒がしい街は気づかない宵の門出

願わくば変わらないようにと

巡る轍目立ってる

明らかな形今歩いてる

固く閉ざして絆されたままで

良かったと思い込んでいたんだ

そんな気持ち投げ捨てよう

儚い春に溺れた夜泳いで

終わらない話探しあって

淡く渦を湯掻いてる

柔らかな灯りただ照らしてる

期待して踊って歩いて騒いで

無駄なことばかりしていたんだ

変わらない話をしよう

いつまでも続くこんな夜春日

  • 作詞

    Tezu

  • 作曲

    Tezu

夜春日のジャケット写真

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    夜春日

    Tezu

自身での歌唱は2曲目になります。
前回リリースした『並行街道』に続き、ポップかつ日常に根付いているような音楽を制作しました。
夜歩いているとうっすら聞こえてくる笑い声、そんなどこかの誰かが掴んでいる普遍的でありきたりな、けれどどこまでも広がるような幸せがいつまでも続けばいいなという感情で作りました。
日常にある少しの美しさに目をやって、ラフに歩きながらでも聞いていただけたら嬉しいです。

アーティスト情報

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