Lyric

甘い匂いを振りまいて

白い肌の下

君は腐っていく

華やぐショーウィンドウに

映る　君の知らない

君の横顔

汚れたスカート

風に翻って

悲しみに飽きてしまった

もうじき涙も乾く

チェルシーガール　分かっていて

チェルシーガール　許されないで

チェルシーガール　救われないでいてね

チェルシーガール　泣かないでいて

チェルシーガール　笑っていて

チェルシーガール　坂を下っていくんだ

首を絞めてほしいの

笑い転げて　ざわめきの中

無残なレースを編んでる

迎えに来てほしいの

私があなたを

壊さずいられる秘密の場所へ

高原の向こうの静かな国に

私たちはいつかたどり着くはずだった

パレードが始まって

みんなが君に手を振っている

その中にあの姿がないことに

とっくに気が付いてしまっていても

手を振り返す君の唇が

笑みを絶やすことはないだろう

遠く　潮のかおりのするあなたの体に

私はちいさなしるしをつけました

このしるしがあなたを守ってくれますように

老いた馬の瞳に映る君は

ひどく　疲れて

チェルシーガール　忘れないで

チェルシーガール　叶わないまま

チェルシーガール　花を踏んでいくんだ

チェルシーガール　花を抱いて

チェルシーガール　顔をあげて

チェルシーガール　坂を下っていくんだ

ひだまりの中