

右足だけ すこし沈む
歩道のタイルが噛み合わない
だけど あなたと歩くと
この不揃いが 音楽になる
ほつれた靴紐のままで
コンビニの明かりに滲んで
誰も整えなかった夜が
不意に 呼吸しはじめる
まっすぐ並ぶだけの暮らしが
いつも息苦しくて
ズレてることを咎めない
その温度が 心地よかった
誰にも馴染めない輪郭が
あなたの隣で やっと笑った
冷めきったスープの匂い
ソファに置かれた片方の靴下
ちゃんとしてない風景に
やさしく包まれていく
きれいな部屋が怖い日も
生活の継ぎ目が愛おしくて
終わらないまま流れてる
今日というバグの中で
触れた言葉がとろけて
意味が ぐにゃ、って歪んでも
嘘じゃないと感じたなら
それだけで ほんとうだった
世界の定規が合わなくても
この歪みを あなたが見てくれたから
まっすぐじゃなくていいよ
曖昧のまま 隣にいる
ぐにゃって笑う わたしごと
まるごと信じてくれたこと
- Lyricist
naiyo
- Composer
naiyo
- Producer
naiyo
- Vocals
naiyo

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gunya
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naiyo
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