Lyric

ただ守るために歩いてきた

重ねた日々は影のように

そっと誰かの背中を押して

私の存在を消していた

遠く響く鐘の音が

胸の奥を揺らしていく

このままで終わるのかと

問いかける声がした

もしこの手にひとつだけ選べるなら

名前のある景色を残したい

忘れられない瞬間を抱いて

最後の夢を見よう

目を閉じれば浮かぶ輪郭

愛しさも悔しさも全て

気づかれず消えた小さな灯り

それでも確かにあった光

時間は優しく過ぎるけど

それが怖くなる時もある

誰かのための物語じゃなく

私自身のページを描きたい

もし最後に声を届けられるなら

静かな愛で未来を照らしたい

忘れられない温もりの中で

心の声を伝えよう

影の中で笑っていた私も

光の中で泣いてみたい

守るだけじゃない選択を

恐れずに進んでいく

もしこの手にひとつだけ選べるなら

私だけの景色を掴みたい

忘れられない瞬間を抱いて

新しい夢を見よう