LEGACY OF LOVEのジャケット写真

歌詞

還らざる河

佐藤龍一

もし俺が死んだらあいつは泣くのだろうか

いい奴だったなんて酒を交わすのだろうか

もし俺が死んだらあいつは笑うのだろうか

莫迦な奴だったと花を飾るのだろうか

一日生きれば一日は戻らない日々となる

生きる端から思い出は還らざる河となる

もし君が死んだら俺は泣くのだろうか

うまく思い出にできるのだろうか

もし君が死んだら愛はどこに行くの

心に空いた空を風が吹くのだろうか

一日生きれば一日は戻らない日々となる

水面にうつろう夢を映し走り去る河となる

僕の中の少年が君の中の少女と

出会う午後の海は眩しくざわめいて

ずっと君を待ってたずっとずっと待ってたよ

何度も生まれ変わりやっと出会えたのさ

千年の夜を越え百万年夢を見て

木々を濡らす雨とびしょ濡れの犬が出会う

出会いの奇跡なけりゃ世界に意味はない

その花もあの雲もきっと誰かの夢の足跡

ひとはいつか死んでどこに行くのだろうか

暗闇くぐり抜ければ光があるのだろうか

ひとは何故に生まれ愛しあうのだろうか

永遠のその果てに何を見るのだろうか

一日生きれば一日は戻らない日々となる

夕陽を映して煌めいて帰らざる河となる

  • 作詞

    佐藤龍一

  • 作曲

    佐藤龍一

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「LEGACY OF LOVE」は2017年にMIOTRON RECORDSからリリースされた佐藤龍一によるフル・オリジナル・アルバム。前作「LOST & FOUND」(2008)と同じく作詞・作曲・編曲・歌・演奏などを自身で手がけ、レゲ、ブルース、ファンクからアコースティックまで、緻密でダイナミックなサウンドを披露している。「LEGACY OF LOVE」(愛の遺産)とは心の底に横たわる愛の記憶、我々の中に流れる音楽の源流、我々の生の有り様でもある。発売直前に亡くなった父親に捧げられた。【クレジット】●作詞・作曲・編曲・歌・ギター・ハモニカ・パーカッション・キーボード・プログラミング・録音・イラストレーション・プロデュース:佐藤龍一 ●ミックス・マニュピレート・キーボード(一部):安井歩 ●ジャケットデザイン:いちのへ宏彰、佐藤龍一 【収録曲】01.なけなしのジョニーのくせに
02.愛っていったいなんなの
03.嫌いになりたい
04.その痛みにはわけがある
05.夜の秘密になりなさい
06.青空ファンク
07.骨
08.Sacrifice of the Moon
09.還らざる河
10.百億年の夢
11.愛の歌は終わらない
12.天使が空から降ってきた

アーティスト情報

  • 佐藤龍一

    シンガー・ソングライター。1952年生まれ。1972年エレックレコードより竜とかおるでデビュー、1974年ソロデビュー。アルバム2枚シングル4枚発表。1976年インドへ。以後世界放浪30ヶ国、ゲーム音楽制作、専門学校講師などを経て2007年ステージ活動再開。作詞/作曲/歌/編曲/演奏/録音をひとりで手掛けたアルバム「LOST&FOUND」(2008)「LEGACY OF LOVE」(2017)「10 Short Stories」(2020)をリリース。2018年、個人レーベルMIOTRON RECORDS設立。ギター弾き語りの他、バンド「佐藤龍一&The Dragon」のリーダーとして東京を中心に活動している。

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    佐藤龍一の他のリリース

Miotron Records

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