貴方の微熱を喜んで
火傷した私 嘲笑って
「興が冷めたの」なんて
冗談じゃないわ
一緒ね
ネオンを背に歩く二人
白昼夢は続いた
明かりのせいでは
無理があるわね
雪解けは来ないのよ
きっと同じ視界のまま
コンサバなジャケットが
手放せなかった
乾いた雫の痕がくすんで
鏡を睨んだ
半生の土産に置いておくわ
傷だらけのラブソングを
貴方の慰め当てにして
擦りむいた心臓 撫で回して
「優しさの賜物ね」って
何もわかってないわ
貴方の微熱を喜んで
火傷した私 嘲笑って
「今さら戻れないの」って
告げるつもりだった?
奇遇ね
若い実の方が刺激的な
相愛(おもい)募るものよ
背伸びした貴方に
甘味はないけれど
ひび割れたルージュ拭き取るように
口元覆った
「最後の思い出 楽しんで」って
アザだらけのラブソングを
赤く染まる頬はきっとただの
霜焼けだって思っていたいの
薄口に仕上げた台詞は
精一杯の情を詰め込んだ
これで最後のラブソングなの
貴方の心に触れたくて
忙しない言葉 遮るように
「サヨナラ」の一言くらい
声が聞きたかった
貴方の微熱を喜んで
火傷した私 嘲笑って
「一人でもういいの?」なんて
お後が良ろしいわ
杞憂ね
- Lyricist
Nitto Keisuke
- Composer
Nitto Keisuke
- Producer
Nitto Keisuke
- Recording Engineer
Nitto Keisuke
- Mixing Engineer
Nitto Keisuke
- Mastering Engineer
Nitto Keisuke
- Graphic Design
Nitto Keisuke
- Guitar
Nitto Keisuke
- Vocals
Nitto Keisuke
- Songwriter
Nitto Keisuke
- Programming
Nitto Keisuke
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Dry Ice
Nitto Keisuke