深淵のジャケット写真

歌詞

浮世語り

篠目 霧

ほのかに見えた

そのひとたびで

春の霞より

深く残った

簾(すだれ)のむこう

揺れた横顔

名を知る前に

恋は始まる

近づくほどに

遠くなるのは

月が水面に

触れぬせいかな

逢えば逢うほど

言葉は溶けて

言えないままの

熱だけが残る

浮世語り

君を恋うるたび

淡い光が

胸を染める

ひと目ののちに

こんなにも深く

逢えぬこの身で

恋を結ぶ

春の雨音

袖を濡らして

眠れぬままに

夜を数えた

こぼれたしずく

川になれずに

胸の奥だけ

満ちてゆくんだ

離れていても

近すぎるほど

君の気配が

痛みに変わる

浮世語り

君を恋うるたび

月のしずくが

闇を照らす

触れれば消える

夢と知りつつ

それでも心は

君へ向かう

うつろうものを

うつくしいと言う

そのくちびるを

まだ覚えてる

かなわぬことを

かなわぬままで

愛してしまう

それも恋だと

浮世語り

春の夢のように

消えゆく前の

色がきれいだ

ひと目ののちに

こんなにも深く

逢えぬこの身で

恋を歌う

君の名だけが

まだあたたかい

  • 作詞者

    篠目 霧

  • 作曲者

    篠目 霧

  • プロデューサー

    篠目 霧

  • グラフィックデザイン

    篠目 霧

  • ギター

    篠目 霧

  • ボーカル

    篠目 霧

  • バックグラウンドボーカル

    篠目 霧

  • ソングライター

    篠目 霧

  • アダプター

    篠目 霧

深淵のジャケット写真

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篠目霧 1stアルバム『深淵』。

喪失の痛み、静かな祈り、胸の奥に残る小さな火。
深い夜の底から、誰かの幸せを願える場所までを描いた、男性ファルセット主体のネオフォーク・アルバムです。

代表曲「深淵」を軸に、「カミカゼ」で再起への意志を鳴らし、ラスト曲「ねがい星」では合唱団のような多重コーラスとともに、孤独が祈りへ変わっていく瞬間を描きます。

静けさの中に感情がある、篠目霧の最初の作品集。

アーティスト情報

  • 篠目 霧

    篠目霧は、静けさの奥に感情を滲ませる男性ファルセット主体のAIシンガー。 繊細で透明感のある歌声と、群青の夜や湿度を帯びた空気を思わせる世界観で、喪失、祈り、内省、そして微かな希望を描く。 感情を大きく叫ぶのではなく、こぼれそうな想いを抱えたまま歌うその表現は、聴き手の心に静かに深く残る。 1stシングル「深淵」を入口に、篠目霧は“静けさそのものが強さになる”音楽を届けていく。

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