Lyric

忘れかけた記憶

引き出すように

春の香りを風が運びます

零れ落ちた涙は桜色

想い出の欠片抱きしめる度

突き刺さる痛みはまたあなたを

忘れさせてくれないから

桜舞う夢の淵彷徨い

あなたの姿を探せば

あさきゆめみし

記憶の中の言葉だけ

ずっと聴こえていた

はらりららららりら

遠くあなたのもとへ

風が吹く度そっと

愛を囁きましょう

指の隙間するり

すり抜けてゆく

花びらのよう流され消えてゆく

私の心を掴んだままで

近付いては遠のいてゆく

あなたのよう

この心ごと

散る花となって

傍へ飛んで行けたなら

散り急ぐ花の破片たちよ

ひらり空高く舞い上がり

この涙が乾く前にどうか

あの人をもう一度連れてきて

あなたの香りがする春風に

幾千夜の想いを乗せて

時を超え来世できっとまた

もう一度ここで巡り逢いましょう