歌詞

会社帰りの　寒い道

ひとりで見上げた　街の灯り

今夜はおでんでも作ろうか

からだが温まるおでんでも作ろうか

「大根、卵、ちくわぶと」

思い出すのは母の味

しょっぱいだし汁が胸に落ちて

ふと懐かしい家を思い出す

おでんの湯気のむこうには

笑いあう家族の影

帰りたくなる日もあるけれど

あたたかい明日を信じたい

狭い部屋にも　小さな鍋

スーパーの袋をガサゴソと

湯気の向こうで　思い出すのは

妹と父に母の笑顔

「冷めるよ」と言ってた顔

なぜか今でも浮かぶんだ

染みてくだし汁のように

家族のやさしさが沁みていく

おでんの湯気のむこうには

僕の未来が見える気がする

まだ見ぬ誰かと囲む夜

その笑顔を想いながら

でもね未来が見えるんだ

僕もあたたかい家族を作るんだ

みんなで笑いながらおでんを食べよう

父や母が作ってくれた家族みたいに

おでんの湯気が運んでく

未来の笑顔と願いごと

湯気の向こうに見えた景色

きっとそこに僕の家がある