Lyric

丑三つの刻、ふわりと嗤い

帰るべき道も、還らずに

ゆらりしらかげ、揺らめくは

延ばす手なし、何を得ん

よいやみに微笑む、ふわりと嗤う影

足音は遥か、行く先知らず

鈴の音響く、香り高く

祝詞なるか、呪詛なるか

うしみつの刻、ふわりと嗤い

帰るべき道も、還らずに

ゆらりしらかげ、揺らめくは

延ばす手なし、何を得ん

やみよに舞うは、ゆうげんの影

静かに語る、ひめやかに

幻の如く、舞い続ける

その声風に、消えゆくは

独り歩むは、絶え間なき道

時の流れに、身を任せ

だんぺんの記憶、ともに消え

影ともども、夜に溶ける

うしみつのとき、ふわりと嗤い

帰るべき道も、還らずに

ゆらりしらかげ、揺らめくは

延ばす手なし、何を得ん

うしみつのとき、ふわりと嗤い

帰るべき道も、還らずに

よいやみにほほえむ、ふわりと嗤う影

足音は遥か、ゆく先知らず

鈴のね響く、香り高く

祝詞と呪詛、夜に溶ける