歌詞

自分の想像だけだった 変わらず夢を見ていた

バンド仲間の鳴らす音さえ聞こえなかった

日々の朝練すらも 忘れてしまうそうよ

だけど歌詞を書き溜めては消した大学ノート

杜撰なロックばっか 愛の安売りしていた

明くる日も傷つくことに慣れてしまった

信じれるたった一つのシューゲイザー

教室の隅でイヤホンに隠る少女だった

バンドマンを目指すことさえも下らなかった

何かから逃げるためにギターを弾いてたかった

仲間だったはずの人が裏切った

だから誰にだって心の内を明かさなかった

行き急ぐように音楽を摂取したセブンティーン

知った頃にはカートもジミヘンすらもいないし

憧れは時に私に襲いかかった

でもきっと忘れるさ 10年も経てば

10年も経てばすぐに27 ロックスターじゃないから死ねない

一人で枕を濡らす夜だって 誰にだってあるよ 君にだってあるよ

愛について学んだことはないけれど きっと今ならその形象を語れるはず

10年も経てばすぐに27 きっと変わらず生活は続く

絶えず夏をめくる 受け入れる日が遠のく

よくあるコード進行でさえも出てこなくなってく

休み時間が怖く 誰かといられなくて

窓ガラスに映る自分が弱く見えた

いつまで悩むのか？ 心の居場所は？

価値のないものばかり溢れてきて笑えないや

スタジオのマーシャルの前で シールドだけ繋いで

中夜祭だけは休みたいとメンバーに言う気だった

全部楽しくないの 昔が嘘みたいよ

やりたくないことはやりたくないと言わせてくれよ

ギャルになれないと 廊下でも苦しいの

取り柄なんて何一つない私の意固地だけど

ギターにドラム、ベース、キーボード、あと内気な気持ち

それを暗く憂鬱な歌で誤魔化すって話

キラキラした友情で華やぐのが夢だった

君とちゃんと音で分かり合いたかった

10年も経てばすぐに27 ロックスターじゃないから死ねない

一人で枕を濡らす夜だって 誰にだってあるよ 君にだってあるよ

愛について学んだことはないけれど きっと今ならその形象を語れるはず

10年も経てばすぐに27 きっと変わらず生活は続く