歌詞

花冷えた公園で会った

春よりも春らしく青い子の

あの頃やくたびれた夜が

公転する速度を知らない

知らないままに

何も無い青春を

あの子はいつ愛せただろう

ぐるぐる巡る想いや夜を抜け出して

君の心を教えてよ

君の困った顔が見たい

桜の渦に染まる前に

はみ出した生活にあって

音もないため息のような

密やかに萌ゆる想いを

赤と青の子犬が見下ろす

知らないままに

何も無い青春を

あの子はどう終わらせただろう

ぐるぐる巡る時代や春を抜け出して

確かなものは少しだけ

確かめなくてもいいもの

ぐるぐる巡って眠れない夜を彩った

幸福やその危うさを

あの子はいつ愛せただろう

ぐるぐる巡る想いや夜を抜け出して

君の心を教えてよ

君の困った顔が見たい

桜の渦に染まる前に

桜の渦に染まる前に