※ 試聴は反映までに時間がかかる場合があります。
※ 著作権管理事業者等が管理する楽曲は試聴できません。
湿った夜の空気と煙たい記憶を纏いながら、ここを離れる。
かつて過ごした都市の街を舞台に、過去と快楽、そして孤独を抱きながら生きた男の軌跡を描く音のドキュメント。
ギターは叫ぶでもなく語るでもなく、
まるで路地裏で燻る紫煙のように、
くすぶった思いを静かに掬い上げる。
「すべて届かないなら、それがいい」——
誰にも理解されなくていいという諦念ではなく、
誰にも譲れない「生き様」への静かな肯定が、この詩には宿っている。
狂熱と浄化の狭間を生きた日々。
過ちと快楽、そして哀しみに沈んだ夜。
全てを言葉にできないし、しなくてもいい。
忘れられた街角でまだ燻っている誰かの物語——
それを“あなた”の心にだけ、そっと届けたい。
**SEIMEI(セイメイ)**は、音を通して“もうひとつの現実”を描く。 所属プロジェクト EASYGOING47 は、個の持つ断片的な記憶と感情で構成された音の実験場。現実と幻想のあいだにある「心の余白」、孤独や混沌にそっと触れるような作品を主とし、"誰かの現実に寄り添うための音楽"を制作している。 「音は無機質でも、そこに込められた意図は人間の温度を持つ」と信じ、活動を続けています。 個の先にある感情、そして共鳴――その狭間に耳を澄ませていただければ幸いです。
EASYGOING47