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歌詞

あの夏に至る。

2525P

六月の端、あの駅ひとつ前で降りた

海の見えるこの町に理由は無い

ただ君が昔、地図に丸を付けていた

それだけを頼りに歩いている

アスファルトに残る昼の熱が

靴底からじわりと伝ってきて

思い出すほどでもない記憶ばかり

やけに鮮明に蘇る

見覚えのある曲がり角で

聞き覚えのある声を思い出す

正確な言葉じゃなくていい

ただ似ていれば、それで

名前を持たない呼び方で

君のいた季節を呼んでいる

初夏の風に攫われそうな

曖昧な音のままで

影だけが伸びてゆく道で

僕だけが取り残されていく

触れれば消えるはずのものを

まだ失くせずにいる

商店街は半分ほどシャッターで

古い看板だけが色を保っていた

君が好きだったあの駄菓子屋さん

もう別の名前に変わっている

記憶はいつも都合良く歪んで

肝心なところだけを隠すから

確かめるように同じ場所を

何度もぼくら寄り道している

「またね」と言ったあの日の声が

語尾だけ少し上がっていたこと

そんな些細な誤差ばかり

今も消えずに覚えている

名前を持たない呼び方で

君のいた季節を呼んでいる

届くはずのない距離だと

分かってる 分かってるけど

影だけが伸びてゆく道で

僕だけが取り残されていく

それでも手放せないまま

まだここに立っている

海へ出るはずの細い路地で

行き止まりを何度も選ぶ

遠回りだと気づいていても

なぜか嬉しかった

君が残したはずの何かを

見つけられる気がしていた

何度もポケットを確かめて

あの夏を探していた

夏の底で呼び続けた

名前のないその音は

どこにも届かないまま

ただ僕の中で谺する

初夏の風が止む頃には

少しだけ理解してしまう

失くしたのではなく最初から

持ってなどいなかったと

それでもまだ呼んでいる

意味も持たないその響きを

君が振り向くはずもないと

分かっていたけど

  • 作詞者

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  • 作曲者

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  • プロデューサー

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  • ボーカル

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アーティスト情報

  • 2525P

    Next Generation Music 2525P from Japan. 2525P(読み:ニコニコピー/またはニコニコプン」は、日本の音楽アーティスト/シンガーソングライター/音楽総合プロデューサーを兼任。 YouTubeやストリーミングサービスを拠点として、オリジナル楽曲を発表している。 2525Pは、映像×音楽×AIを融合させた発信を重ねながら、次世代音楽の創作に力を入れ、デジタル中心のリスナー層へのアプローチを強めていく。 オリジナル性を活かした作風と、リスナーとの距離を近づけるSNS発信の組み合わせが、今後の成長を後押しするだろう。

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