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本作は、社会の要求する「無垢で都合の良い理想像」を演じる歪みと、その底流に潜む破壊衝動の激突を描いた「自己の分裂と仮面の粉砕」がテーマの、超過激なインダストリアル・アートポップです。現代の無菌室的なスタジオ加工や凡庸なメタルコアの定型を完全に焼き尽くし、可愛らしいドール・ソプラノの囁きから、次の瞬間には同一の喉から狂暴なデ死グロウルが急襲する「二つの喉」の構造を確立。最初の数秒で耳を捉える、 Quarter-step ずつデチューンしていく不気味なオルゴールの旋律が聴き手を密室へと幽閉します。割れる硝子 FX、トラップ 808 サブの重低音、そして唐突に乱入する2小節のブラストビートが脳内時間軸を愉快に歪曲。最後は不穏な静寂のなかで、冷徹にスパッと断絶する完全遮断の極致へ至ります。
Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。