歌詞

短い歌を詠っている

目の前にあるものから順に

短い歌を詠っている

君との思い出から順に

頭の中を言葉が駆けている

とめどなく際限なく

ああ、もううるさいなって書き出した

文字に救われる人がいる

落ちる前に手にとった

言の葉に書かれていた

生きていいよ、を抱きしめて

僕は、僕は、生きる

短い歌を詠っている

記憶にないことから順に

短い歌を詠っている

起こり得ないことから順に

頭の中を言葉が駆けている

もういっそ最善策

だと思うことにしたって仮初の

文字で救ってしまったら

落ちる前に手にとった

言の葉に書かれていた

生きていいよ、を抱きしめて

君よ、君よ、生きて

落ちる前に手にとった

言の葉に書かれていた

生きていいよ、を抱きしめて

僕は、僕は、生きる