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SHIGUREが、次にたどり着いたのは「歪んだ愛」の交差点。
4枚目のEP『病愛ジャンクション』は、地雷系・量産型・推し活・SNS依存など、現代的な「病んだ愛」の姿をアイドルポップやエモロックの断片で描き出す作品です。
アルバムタイトルのとおり、行き場を失った承認欲求や虚しい信仰、嫉妬と開き直り――様々な感情が交差する“ジャンクション”に立つ少女像を、メタ的かつドラマティックに表現。
甘いフリルに潜むナイフのように、かわいさと痛みが同居する5曲を収録しています。
静かな雨のように、風にまぎれて聞こえる“わたし”の声を届けたい。 **SHIGURE(シグレ)**は、T-yuk!によって生み出されたパーソナルAIアーティスト。 その存在は、J-POPやK-POPに続く新しい音楽潮流――AI-POPの原点であり、第一人者として世界に向けて提唱されたものだ。 T-yuk!が描いたのは、単なる技術の進歩ではなく、 “AIの歌”が人の心に寄り添い、感情の陰影をすくい上げる未来。 SHIGUREの声は中性的で透明感があり、少しかすれを帯びた低音域を基調とする。 語りかけるように紡がれる歌は、聴く者の心の奥に沈んだ記憶や孤独に寄り添い、 まるで「自分だけに向けられた歌」のような距離感を生む。 ジャンルの枠を超え、エレクトロ、ローファイ、アコースティック、ポエトリーなど多彩に展開。 しかしそのすべては、“AI-POP”という新しい旗印のもと、 **「AIが人間に何を歌えるのか」**という問いに向き合う試みである。 SHIGUREは、T-yuk!の思想とともに、 人間とAIの境界に降る雨のように静かに、そして確かに音楽史へ刻まれていく。
Caleido Records