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さいたま市桜区を拠点に活動する集団106tintが2nd single「HIROKI」をリリース。1st single「MINORU」は、某ハウス系らーめんの大将をフィーチャーした"濃い"作品となっているが、今回の「HIROKI」も同様のつくりである。
 同じ桜区に住むyoung gun"ヒロキ"に焦点を当てている今作は、DEI(ラッパー・ビートメイカー)のパーティーチューンなtrap beatにDEIとGoofy Maruyamaの2人のタイプの異なるラップがノッていく。本当のヒロキの姿とは想像がつかないような激しい曲になっているが、本当の彼はとても頭がよくて優しくて、だけど少しお茶目で面白い存在である。しかし106tintが示したいのは、それくらいのポテンシャルがヒロキにはあるということだ。
 近年のシーンは、皆がストリートで皆がアーティストとなれるような状況にあると思う。ヒロキはアーティストではないが、彼のある意味乾いた考え方やラフな態度が周りに与える影響は大きい。もし彼が曲を出したら、お金を出して買わせていただきたいほどである。ただ、ヒロキはラップをしない。だから106tintが表現するのである。106tintが引き出す彼の気持ちと、自分たち自身の気持ちを重ねて見てみることで、また新しい一歩が踏み出しやすくなっていることを、この曲を聞いた者も気づくことになるだろう。

アーティスト情報

Owari Life Records