Lyric

求めれば求めるほど

少しずつ終わりに近づいていく

そうやってたくさんのさよならを

言ってきた

言ってきた

君を追いかける

夢中でページを捲り続ける

いつの間にか過去の質量は

未来のそれを越えていた

そして全てが終わったとき

思い出の代償に

君は僕に穴を空ける

それを知りながら僕は今

最後のページを開くんだ

栞を置いて閉じて

この手を止めたとしても

腐敗するだろう

さよならも言えず

ここで朽ち果てるだけだろう

いつか終わる物語なんだ

出会う前に知っていた

君は僕に穴を開ける

明日必ず会えるなんて

つまらない約束はいらないよ

傷が乾いてしまう前に

最初のページを開く

僕が死ぬまで消えないように

その顔も　その声も　あの歌も

飽きるほど

何回も何回も何回も何回も

思い出の中でリピートしよう

いつか君を手放せた時

この孤独を埋める

次の一冊を探し出す

そして全てが終わるとき

キミは僕に穴を空けるんだ