らいめいいっせん

逃げたいんだよ　本当はずっと
震える足で　うずくまってた
でも　その声が　消えなかった
何もできずに　耳をふさいだ

ひとすじの　ひらめきが　むねをつらぬき
ためらう前に　空を蹴り
怖さも全部　連れたままで
ただ秒で　駆け抜けろ

雷鳴　轟き　恐怖を裂く
音速を超えて　辿り着く先
天国も　地獄も　泣いて笑って
この声が　響くかぎり

誰も知らない　夜を越えて
残ったものは　震える鼓動
闇夜も　暁も　なぜか美しい
それだけで　救いになった

怖がりながら　それでも叫んだ
届けたくても　届かなかった
弱さを知って　強さを知った
鼻水たらし　立ち上がるんだ

ひとときの　戸惑いが　息もできずに
ビビっちゃうけれど　足を出せ
恐れが　そこに　あったとしても
ただ秒で　すり抜けろ

稲妻　ひらめき　不安を射抜き
命をかけて　踏み出す時
奈落も　至福も　頭によぎる
その足跡が　電光になる

つまづきながら　守ったもの
それがたった　一つの答え
天使と悪魔の　その恋の行方
ご希望なら　お聞かせします

恐れに　足が　すくんでも
声にならぬ　願いのまま
鳴り響いたのは　生きる意思
誰かの闇に　涙で応え

臆病者と　罵られても
命を削る　その一歩
嘆きの空で　閃いた
ただの一閃の　優しさ

鳴りやまぬ鼓動　胸を叩く
おののきざまで　踏み込んだんだ
成り行きだけど　強くなくても
突き動かされた　弱気な勇気

たとえ　希望が　砕けても
闇の中でも　目をそらすな
震えるままの　心でいい
ただ秒で　前に進め

落雷落として　孤独をはじけ
反撃のチャンス　そうだ狙えぇ
喜びも　苦しみも　分かち合って
その音色に　寄り添いたい

落ちこぼれで　弱虫だけど
もらったものは　確かな愛情
妬みも　そねみも　なぜか愛おしい
ありがとう　励みになった

雷鳴　轟き　恐怖を裂く
音速を超えて　辿り着く先
天国も　地獄も　泣いて笑って
この声が　響くかぎり

誰も知らない　夜を越えて
残ったものは　震える鼓動
闇夜も　暁も　なぜか美しい
それだけで　救いになった