

明けない夜の途中で
小さな灯りを見つけた
終わりが見えない道の上で
何度も立ち止まりそうになった
遠くの空はまだ暗いままで
朝の気配さえ探せなかった
誰かの言葉が優しいほど
うまく受け取れない夜がある
励ましさえも重たく感じて
返す笑顔だけ先に疲れていた
それでも消えなかったものを
名前にできないまま
胸の奥でそっと
失くさないように抱えていた
明けない夜の途中で
僕はまだ歩いていた
希望なんて呼べるほど
強い光じゃなくても
濡れた靴のままで
冷えた手を握りしめて
倒れなかった今日だけを
小さな灯りにしていた
駅のホームに残った風が
誰かの背中を静かに押した
行き先の違う電車を見送りながら
僕は僕の遅さを少し許した
変わらなきゃいけないと思うほど
今の自分が遠く見えた
それでも昨日と同じ場所から
同じ朝を待つことも弱さじゃない
急がなくていいなんて
簡単には言えないけど
急げない夜があることを
僕はもう責めたくなかった
明けない夜の途中で
僕はまだ歩いていた
未来なんて語れるほど
きれいな夢じゃなくても
曲がった傘の下で
消えそうな息を重ねて
帰らなかったこの足を
小さな灯りにしていた
夜が明けると
言い切れない日もある
それでも暗さの中で
目が慣れていくことがある
見えなかった道の端に
誰かが落とした優しさや
昨日は気づけなかった
自分の声が残っている
明けない夜の途中で
僕はまだ歩いていた
希望なんて呼べるほど
強い光じゃなくても
濡れた靴のままで
冷えた手を握りしめて
倒れなかった今日だけを
小さな灯りにしていた
明けない夜の途中で
小さな灯りを見つけた
それは遠い朝じゃなく
まだ消えない僕だった
- 作詞者
GREYLINE
- 作曲者
GREYLINE
- プロデューサー
GREYLINE
- ボーカル
GREYLINE

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アーティスト情報
GREYLINE
GRΛYLINEは、3人組の男性バンド。 顔や個人像を前面に出さず、音楽と“状態”だけを提示するプロジェクトとして活動している。 作品ごとに声の距離や温度が変わるのが特徴で、 それはキャラクターの変化ではなく、 感情やフェーズによって声の位置が変わるという考え方に基づいている。 内省的な夜を描いた『言えなかったままで』、 日常を肯定する『Clear Days』、 そして身体が先に動く『MOVE FIRST』。 GRΛYLINEは、 考え、立ち止まり、動き出す?? そのすべてを同じ時間軸の中で鳴らし続けている。 姿はシルエットのまま、 音だけが前に進む。
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