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歌詞

月下美人

High Bone Muscle

嘗め回すような 重たい夜の道路

踏み込んだペダルは 街灯に残像

鈍い銅が混じる空を睨んだ

張り付いたシャツに 温い風が滑る

高架線の下 夜の黒を纏って

歪な程 甘い香りを漂わせて

チェーンが外れた音 振り返ってすぐに

いたずらっぽく笑う 君が綺麗だった

夢を見ていたみたい

それくらいに君だけがぼんやり夜に浮かんで

何も言わずにどれだけ時間が過ぎていった

月は今も翳らないまま

微笑み湛えて僕のことを見るより君は

その悲しみをじっと見ているかのようで

最後の言葉が僕から君を泳ぐ前に

溺れてしまいそうだって気付いていたんだ

溢れる涙 憚ることもなく

拾い集めた 花弁がいつまでだって香って

夢を見ていたみたい

悲しみさえこんなに美しいまま寄り添って

青水無月の夜に風が横切っていった

君は今も一夜の夢に枯れないままで

  • 作詞

    鈴木 啓

  • 作曲

    鈴木 啓

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3人体制以降、ソロ活動や楽曲提供、サポート活動など各個人のアイデンティティを確立しながら活動してきたHIGH BONE MUSCLEが結成10年目を迎え3年半ぶりにリリースするミニアルバム。見落としがちな日々の連なりへ向けた愛を描く「花鳥風月」、印象的なギターリフの応酬に乗せた不穏なメロディが印象的な「Catch-22」、バンドの未来を歌った言葉がコロナ禍を生きる現代に重なるロックバラード「どこへでも」など、原点となる”ギターロック”をフィーチャーした6曲。緻密に構築されたギターアレンジと、寄りかかるように優しく温もりを伝える言葉の連なりが命の物語を紡ぐ。

アーティスト情報

  • High Bone Muscle

    HIGH BONE MUSCLE (ハイボーンマッスル) メンバー Vocal&Guitar. 鈴木啓 Bass. 池田武史 Drums. 鈴木龍二 バンド名の由来:それぞれの特徴 HIGH(背の高いBa. 池田武史)BONE(身体が細いVo&Gt. 鈴木啓)MUSCLE(筋肉質なDr. 鈴木龍二) <活動経歴> 2011年3月、鈴木兄弟と2人の幼馴染池田の3人で結成。 結成以降はコンスタントにライブ活動を重ね、これまでに5枚のシングル、3枚のミニアルバム、1枚のフルアルバムをリリースしている。 2015年5月20日 初の全国流通盤となるシングル『ヘルハウス』をリリース 2015年12月14日 タワーレコード新宿店で先行リリースされた『beacon』収録されている"will"が新宿のユニカビジョンで放映される。 2017年7月7日 5枚目のシングル『テロメア』をリリース。 3ヶ月連続主催企画や、路上ライブを重ね、9月28日までに制作分1000枚を手売りで売り切る。 2017年11月1日 初のフルアルバムを新宿タワーレコード限定で発売。 以降、6年以上在籍した幼馴染みのギターの脱退を経験しながら、3人、またサポートを交えながら活動を続けている。 ライブハウスでの活動の他、2018年12月からライブ配信での活動を開始。最新機材を導入したハイクオリティな配信が各所で好評を得る。 ソロ活動や楽曲提供、サポート活動など各個人のアイデンティティを確立しながら活動してきたバンドが3年半ぶりにリリースする今作『Anywhere』には、原点の”ギターロック”をフィーチャーした楽曲が並び、これまでとこれからを繋ぐ一枚となっている。 <音楽性> 緻密に構築されたギターアレンジが特徴のロックを軸に据えながら、HIP HOP、R&Bまで包括する懐の深さを持つ。 中でもVocal&Guitar. 鈴木啓が描く内省的でありながら寄り添う言葉で描く命の物語 が、垣根を超えた場所、世代に広く支持されている。 あなたの居場所となる唄を。

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