残響衝動のジャケット写真

歌詞

夜の隙間に罅割れる

LUMINOUS TEAR

[verse]

胸の底から 冷えたネジが

ゆっくり解けて 音が滲む

見えないなにかが 影を引っ張り

わたしの形が 少しずつ汚れる

光の残骸 頬をかすめて

意識の隙間が ぐらりと揺れる

夜の窪みへ 落ちていくたび

心の色が 抜け落ちていく

[pre-chorus]

触れたなら

消えていく

ひとつだけ

残る声

[chorus]

見えない声が 夜を乱して

遠くの記憶が かすかに叫ぶ

暗い重みが 胸を締めつけ

なにかのざわめき 身体を貫く

戻る場所など どこにもなくて

触れた光さえ あっけなく消える

それでもわたしは 落ちていきながら

残った鼓動を 確かめている

[rap – 8小節]

黒いノイズが 脳を貫き

かすれた息が 胸を掴む

光の欠片 骨に刺さり

心臓全身 闇を開く

脈動ひずみ 声は千切れ

夜の傷跡 心を噛む

歪んだ夢が 道を曲げて

残る意識を 真っ逆さまに落とす

[verse]

闇に溶け出す 声の名残

わたしの裏側 そっと開く

感情のバリが 解けるたび

夜の嘴が 喉をなぞる

冷たいなにかが 胸に寄り添い

黒い温もりが 身体を汚す

今さら戻る 場所もなくて

ひとつの声だけ まだ動いてる

[pre-chorus]

触るたび

歪んでく

落ちてなお

生きている

[chorus]

ひとつの命 薄れていって

終わりの際まで 静かな鼓動

触れた温もり まだ落ちてきて

夜の中身が 乱れながら光る

崩れた未来 見えなくても

かすかなわたしが なにかを探す

残った罅が 光を招き

闇の隙間へ 声が染みこむ

[outro]

遠い脈だけが

まだ夜をなぞる

  • 作詞者

    LUMINOUS TEAR

  • 作曲者

    LUMINOUS TEAR

  • プロデューサー

    LUMINOUS TEAR

  • ギター

    LUMINOUS TEAR

残響衝動のジャケット写真

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歪んだビートに思考を叩きつける。
「残響衝動」は、理性と衝動がぶつかる瞬間だけを切り取ったラップアルバム。

暴力的なフロウ、不安定な構成、途切れる呼吸。
ここに安定はなく、あるのは衝動が残した“余韻”だけ。

言葉は整理されない。
整わないまま、それでも前に進むための音。

アーティスト情報

Prismcraft Records

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