歌詞

三宮の路地裏に灯る　小さな明かり

扉を開ければ　広がる温かな景色

笑顔で迎えてくれる　フリーターに女子大生

おっちゃんたちは　今日も推しメン目指して通う

「最近どう？」って聞かれたら

つい自分のことばかり　話しすぎちゃう

本当はただ　そばにいたいだけ

ここは　きりの台所　優しさあふれる場所

女の子の笑顔が　今日も誰かの救いになる

年金支給日には　賑わうカウンター

思い出話も夢も　ここでは花が咲く

「若い子はええなぁ〜」なんて茶化すけど

本当は　寂しさを埋めるように笑う

「お仕事大変？」って　心配されるのも

ちょっと悪くないかも

「また来るわ」って帰る

寂しげな背中

推しの笑顔を逃さないように

次のシフトを即チェック

ここはきりの台所　愛がにじむ場所

おっちゃんの昔話も　そっと受け止める

ちょっと贅沢に、センター街から、三宮、兵庫へと

ハシゴ

いつもより長く　きりを感じたい夜

時には疲れちゃうけど

頑張る理由はちゃんとある

「ありがとう、また来てよ！」って言葉のぬくもり

それだけで十分

三宮の灯りが消える　その日まで

おっちゃんたちが　恋する憩いの場

ここは神戸、三宮　きりの台所

Oh！！　きりの台所……