Lyric

発車のベルが鳴るたびに

胸の奥がぎゅっと痛くなる

「がんばってね」と笑ったけど

本当は　ずっと泣きたかった

君の夢を邪魔したくなくて

強がったまま手を振ったけど

あの夜　何度も思ったよ

一緒に行けばよかったって

あのホームで止まったまま

時だけが過ぎていくけど

まだ　あの日の君の背中を

心が追いかけてしまう

行かないでって　言えたなら

未来は違っていたのかな

今もずっと　君を待ってる

もう届かないと　わかってても

写真の中の二人はまだ

離れることを知らなくて

笑い合った季節の匂いが

ふいに　胸を締めつける

君の夢が叶うたびに

嬉しいのに　涙こぼれる

心のどこか　信じてる

また会える　そんな奇跡を

止まったままの私だけ

取り残されたみたいで

それでも君の幸せを

願うことしかできなくて

「行かないで」って言えたなら

きっと違う今があったね

あの夜から　ずっとここで

君の名前を　呼び続けてる

ねぇ、あの日もし　ついていけたら

こんなに悲しくなかったのかな

でも今もまだ　君が好きだよ

変わらないまま　この胸で