歌詞

色褪せてく

海辺の記憶とロミア

思い出せない

二月が知らない花束

朽ちた木立の影

確かに泣いていた昨日が

きっと過ちは押入のおもちゃ箱の中に隠したんだ

悴む手で灯した切れかけオイルライター

秘密の言葉を燃やして夜を待つのさ

奏で出す雨が

無くても君は

いつまでも唄う

風を待つ、朝焼けを背にして

震え出す声が

僕らをつなぐ

間違えたままの呼吸で笑いあう、明日も

祈りはまだ

窓辺の光にあるか？

取り戻せない

孤独を知らない徒花

満ちた雪月の陰

すみっこで塞いだ視界に

ただ一つのセンテンス

もう空回る足りないこの命だ

「巻き戻すなら映画の始まりの方がいいわ」

秘密の言葉を探して君を呼ぶから

軋み出す空が

泣いても君は

いつの日か唄う

眼を閉じる、糠星のゆりかご

滲み出す息が

僕らを別つ

それぞれの呼吸で繋ぐ、欠けたままの明日を

叫び出す僕と

泣いている君は

いつまでも唄う

朝を待つ、正しさを信じて

震え出す手と手

僕らで紡ぐ

間違えたままの呼吸で笑いあう、明日も