Lyric

空挺が浮かぶような晴れ間に

光る束の中を落ちてくる黒い春

運命がここで終わったとしても

回る軌道の中を巡る

送り火を波に泳がせて

夕景　目を閉じた　あなたから

裸足で灼けるような愛を

空挺が動かない空の下で

もう風はなぎ　焦げて枯れた

一人静か

停泊した船　揺られたままでどこか

浮かぶ軌道の中で出会う

夢ならばここで　はなむけて

夕景　目を閉じた　あなたから

裸足で灼けるような愛を

偶然、手を触れた　あなたなら

隣でくべる火の愛を

偶然、手を触れた

きみからの返事だとかを

裸足で憶う季節

夕景　目を閉じた　あなたから

裸足で灼けるような愛を

偶然、手を触れた　あなたなら

隣でくべる火の灰を

悠然、ここで君を待っていたい

君からの返事だとか

焚べる火の灰を

焚べる火の愛