オリオンが眠らない
ブルーヴァイオレットの街
陽が当たったら終わり
臭いネガフィルムみたい
ヒマワリが咲き乱れるまで
残り 8minutes
便りは何処にも届かない
ステレオからモノラルにもなる
トラバーチンな部屋
落書きなら
ミヤマガラス鳴くあの朝に捨てた
永い夜と夏のソルスティス
Meteor shower
35mm の嘘を追い抜く
Meteor shower
永い夜と夏のソルスティス
Meteor shower
灯台消えない明かりやり過ごす
Meteor shower
どんなに目すぼめても見えない
左0.2度の乱視
スケッチブック片手に提げた
ハンキーのトンキー
トンクピアノは honky
手打ち鳴らす gloly
アメンボ踊るドギー
さみしい月は酔って
ハープをいつも吹いてる
銀の馬車で眠って
つぎの冬まで泣いている
砂漠に迷う双つのイチゴがまた
ヒッピーのように
自由で妬ましいから
永い夜と夏のソルスティス
Meteor shower
パインの風と君を連れて行く
Meteor shower
- 作詞
Kixam
- 作曲
Kixam
Kixam の“Meteor shower”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
表題「Please, hide your the ink」の通り、何もかもがタトゥーの様に半永久的に残り顕になる、光の時代にフォーカスして創出された本作は、プライベートに迫った作品になっている。自身が混沌とした今世上に落ちてきた理由、ルーツやバックグラウンドを顧みることで本性に寄り添った制作が行われた。またサウンドメイクに関しては前作「Mr. Whiny」よりもミニマルでデリケート。ミックスダウンはダイナミクスを重点にセルフエディットされた。旋律は軽くスムーズで浮遊感があるが、無駄のない引き算の美学が底にある。Kixamの意向でリスナーがそれぞれで咀嚼して、オルタネイティブなインフルエンスをして欲しいためリリックに関しては語られないが、「みんな、もう少しだけ自分自心を大切にしてほしいな」とだけ伝えてくれた。収録された全5曲は短編ながらも、嗜好のある楽曲に仕上がっている。
アーティスト情報
Kixam
Kixam(キザム)は1999年生まれのシンガーソングライター/音楽プロデューサー/サウンドエンジニア。ジャンルレスでミニマルなトラックメイクが特徴的だが、雨上がりの葉身の様にウェットで物憂げな音像もまた彼の魅力だ。それに加えて、棘のないアンニュイなボーカルとコンテンポラリー且つ情緒的なメロディーラインが持ち味で、シシーで趣向を凝らした幻想的なリリックは、サッドなサウンドと必然的に調和する。そしてこれまでにリリースされたいずれの楽曲も、プロデュースからパッケージングに至るまで全ての工程を自身で行っている。そのためアーティスト独自の感性が色濃く反映された、純度の高い作品を創出することを可能にしている。またこのマルチなスキルを他のアーティストにも共有するべく、Atelier the Snep(アトリエ ザ スネップ)名義でインディーズレーベルを設立し、楽曲提供やサウンドエンジニアとしての活動も行っている。
Kixamの他のリリース
Atelier the Snep