見渡す限りの恵みの国
カンパチとブリ ハマチとウニ
ただ一筋 また一口
たぎる血潮は嵐の海
Into the void
Give me the voice
ほらな これはフィクションのホラーなんかじゃない 実際に目の前に闇を潜めた洞穴
本物の「真っ暗」ってのは瞼の裏よりもさらに黒い 目を見開いてなきゃ見えないんだよ
聡明な光で道を照らす探検家にはない
闇に足を踏み入れた経験が
例え間違った意見だと言われようと口は閉ざさない これは紛れのない体験談
どうせここに来た時点でもう除け者
真夜中 たった一人きりで遭う夜の獣
それと対峙する 繰り返す 絶えず
いつの間にか腹の中に宿る胎児
それはもはや獣の姿をしていない
俺が遺せるのはただ闇が在ったという証言と
そこに至るまでに殘る足跡だけ
どうりで命が行き違う訳だ 声や喉じゃない
この詩は心臓の生き血が歌うだけだ
流れいく血の音程 それはもはや自己表現とはかけ離れた死の光景かつ生きる証明
貼り付けられた人間が背景に同化してる
絞り切ったレンズのフォーカスが度を越してる
平穏で巧妙な日常がどうかしてる
静寂と騒音に感覚が鈍化してる
たったの1年か2年くらい
無駄にしたから何だっていうんだよ
ましてや1日だか2日
無駄にしたから何だっていうんだよ
有意義 無意味 身になる知識
しきりに採点する自分自身
×○つけて回る日々
わだかまり詰まる息
赤ん坊のとき泣いてて
時間を無駄にしたと思ったか?
子供の頃遊んでて
有意義な時間と思ったか?
大人になって振り返って
あのときに意味はないと思うのか?
分かってたんだ 初めから
でも忘れてたんだ いつからか
今の自分を投資のコストと言って
死ぬ前に思い残すことのない
人生送れるのかな
ずっとレールの中
将来のため今は我慢
生涯言えなくなったワガママ
楽しむことを後回しにしてる
明日野郎は馬鹿野郎だろ
今 まさにこの今を
大事にしない そんなやつが
この先何かを大切にできる気がしないな
虐げられてこそ深みを増していく精神と身体
失敗と失態を
重ねれば重ねるほど
分厚くなると知った
音に手を引かれて 揺れた身体が次第にステップを求め
思わず飛び出た一歩が次のリズムを呼び出した
Into the void
Give me the voice
吸い込まれる
消える境目
ただ黒い海
俺は溶ける
飲み込まれる
視える世界で
真っ暗闇
俺は溶ける
同じ身体のyou and me
遠くで光る遊園地
歪んでいて正しい
何億年前から新しい
もういない 留められない
Holy night この目は見ない
もういない 留められない
Holy night この目は見ない
「ある」と「ない」の間
返す波と会話 曖昧模糊
胚の在処 あれ?ここはどこ?
流す涙 赤く深い何かが居た
ただ揺らぐこと
Into the void Give me the voice
全て藍色に
飲み込まれていく一人また一人
私はもうそこにいないのに
波の間に両手の祈り
- Lyricist
Shotaro Mitaka
- Composer
Shotaro Mitaka
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noto capriccio
Shotaro Mitaka
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Artist Profile
Shotaro Mitaka
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