Lyric

春の訪れを待てずに

焦って咲くジンチョウゲ

忙しない僕と重ねて

笑う君のお気に入りの花

こんなに頑張って咲いているのに

どうして花は落ちるの

綺麗なものは変わらないほうが

幸せだって君は言う

その言葉の憂う響きも

透き通ったその声も

守りたいよ　救いたいんだ

ずっと綺麗なままでいてよ

そんな呪いはかけないから

君の笑顔が愛しくてさ

きっとしわが増えるのは

僕のせいだね

待って手を繋いでって

言われても僕は恥ずかしくて

ご機嫌斜めに歩く君は

時間が経ってもういなくなった

気づけば名前はママになった

情熱の矛先はほぼ現実

あの言葉の憂う響きは

今でも覚えていて

守りたいって　救いたいって

あぁ　思っていたはずなのに

気づけば顔はもうしわくちゃで

誰のせいかなんて分からないほど

足跡は

綺麗なものばかりじゃないけど

あなたとの日々は

幸せでした

ずっと綺麗なままでいたら

きっとこの手は放してたのかな

君の言葉はもう覚えてないよ

花は落ちるから綺麗なんだね

愛しく咲いてる

ジンチョウゲ