最上階にたどり着いた
その幽霊さえも憎らしいよ
(眠っている 変わっている)
あなたもそのつもりなんだ
大言壮語の再現性
なお共存なんてわかってんの
(黙っていよう 攫っていよう)
わたしもそのつもりなんだ
終わっていくあなたを
終わっていくわたしを
枯れるだけ 祈りでさえ間違えた
それだけであなたのようになれるかな
鳴らないで 鳴らないでいろ
あなたのために捨てればいいんだよ
(通り過ぎてしまえ)
終わっていくあなたを
終わっていくわたしを
終わっていくあなたを
終わっていくわたしを
想像上のその向こうで
ただ太陽なんか眺めていた
(翳っていく 泥んでいく)
誰にも邪魔されぬように
生命なんて綺麗事で
悲しいことひとつ言えないで
(黙っていよう 基づいていよう)
戻らないことも知っている
枯れるだけ 祈りでさえ間違えた
それだけであなたのようになれるかな
鳴らないで 鳴らないでいろ
擦り減る前にここを出ていけよ
(朝日に気づいて)
疾しさと挫折の最中にあって
この体が一つの正気だという
有限だ 有限なんだと嘯いた
それがわたしのためと知っていたから
走光性に狂わされるだけのわたしが
わたし自身の手で鍵を閉めたばかりに
蛍はいない 見つかるはずもなかった
ただ ただ天井だけを眺めていた
枯れるだけ 祈りでさえ間違えた
それだけであなたのようになれるかな
鳴らないで 鳴らないでいろ
あなたのために捨てればいいんだよ
(通り過ぎてしまえ)
間違って 間違っていろ
あの夏の日に名前がなくても
(楼台に春の流転)
- 作詞
toumin
- 作曲
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