ようやく届いた光のジャケット写真

歌詞

ようやく届いた光

miyako.t

【Aメロ】

夜の静けさに、ひとすじ耳を澄ますと、

遠く、誰かの歌声が胸の奥を揺らした。

まっすぐで、濁りのないその声は、

まるで、何も持たぬ私を、ただ立ち尽くさせた。

届かぬものだと、どこかで諦めていた光。

けれど今、若き君の言葉が私の心に風を起こす。

私が君だった頃は、

その痛みも その美しさも 知らなかった。

でも、今ならわかる気がする――

きみが照らしてくれた本物の光

【サビ】

どれほど遠回りしても

辿り着くべき場所はひとつだった

感じることを怖れ、正しさにしがみついていた

けれど君の声が 私をほどいた

ようやく気づけた この命が誰かと響くとき

意味は生まれるのだと――

【Bメロ】

数えきれぬ過ちの上を、私は歩いてきた。

恐れを隠して、感情に背を向けながら。

だけど、深く傷ついたその先で、

ようやく見えたのは、言葉よりも確かな「愛」だった。

悲しみに濡れた夜も、

道に迷い、空を仰いだ日々も、

この時のために存在していたと知った。

そのために、あのすべてが必要だったのだ。

【サビ】

どんなにすれ違っても

心が重なる瞬間がある

若い叫びが 胸をつらぬく

その優しさも その孤独も

あの頃の私は知らなかった

でも今なら 迷いなく言える

「君はすごい」と――

【Cメロ】

神は、私に「時間」という贈り物をくれた。

無知という暗闇の中を、ひとりで歩かせながら。

そして、痛みという名の灯火で、

やがて訪れる“今”を照らし出していたのだ。

長い「時間」だった

ようやく、心の奥で音がした。

それは、ずっと見失っていた私自身の鼓動。

君たちの無垢な魂が、

私の風景を、静かに塗り替えてゆく。

【ラストサビ】

ようやく、私は私のままで

誰かに手を差し伸べられる

過去を悔やまず 未来を恐れず

ただ、この刹那を愛せるようになった

君が教えてくれた

与えることは 生きることだと

ようやく、私は伝えられる

「ありがとう」

  • 作詞者

    miyako.t

  • 作曲者

    miyako.t

  • プロデューサー

    miyako.t

  • ボーカル

    miyako.t

  • ソングライター

    miyako.t

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    ようやく届いた光

    miyako.t

「え?そんな風に感じられるの?」
テレビやSNSで出会った若い表現者たちの感性に、心を揺さぶられた瞬間。
かつての自分には到底理解できなかったその世界が、今、深く胸に染み渡ってくる。

この楽曲は、年齢を重ねたからこそたどり着けた気づきと、
失敗や悲しみを通してようやく理解できた“若さのまっすぐさ”への敬意を綴った一曲です。

遠回りしたからこそ、今ようやく感じられることがある。
そんな「遅咲きの理解」こそが、誰かの心を照らす光になることを願って歌いました。

過去の自分を許しながら、今を生きるすべての人へ――
この歌が、あなたの心にもそっと届きますように。

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