おしえてあげたいな (healing version)のジャケット写真

歌詞

おしえてあげたいな (healing version)

オオダイラゴウ+

大泣きの翌朝 丘に登って町を眺めた

雲間へと掛かってく 虹を見つけたんだ

いつもの駅前も 遠くに揺れる私の家も

でもなぜだろう? 町の人々は 驚くこともしないのは

屋根の向こうから立ち上る 虹の橋のたもとでは

気づけていないのか おしえてあげたいな

赤色はいとしさ 青色はさみしさなのか

すべてを包んでく 光に見とれていた

いまならゆるせるかも いじわるなあの子のことも

とても不思議だね? 町の人々は 触れることもできないのは

屋根の向こうから立ち上る 虹の橋のたもとでは

気づけていないのか おしえてあげたいな

屋根の 向こうから 立ち上る 虹の橋のたもとでは

気づけていないのか

黄色い やさしさに

気づけていないのか おしえてあげたいな

  • 作詞

    オオダイラゴウ+

  • 作曲

    オオダイラゴウ+

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    おしえてあげたいな (healing version)

    オオダイラゴウ+

オオダイラゴウ+「おしえてあげたいな」は、自分自身の体験と、黒井千次「どうすれば虹の根元に行けるのか」、吉野弘「虹の足」などの名文からインスピレーションを受けました。
 少し昔のことですが、どうしてもつらく苦しい思いが募り、ずっと働いていた職場を退職しようと考えたことがありました。でも、ふとしたきっかけでとどまることになりました。遠くから自分の働いていた場所を見るという体験をしたのです。正確に言うと、自分の職場だとは気がつかずに見ていたのです。明日、辞表を出すという前日、丘に登りました。去る街を眺めるためでした。ぐるっとひとまわりパノラマのように見える広がりのある景色の中に、レンガ造りの古めかしく味のある感じの建物が目に止まりました。遠くからでは、まさか自分の職場だとは気がつかずに高台から見ていたのでした。良い雰囲気の場所だなあと思い、1枚の写真におさめ、さっきの場所はどの辺りだったのだろうかと高台から降りた後に、先程の写真をよくよく見ると、なんと自分が毎日のように出勤していた職場の建物でした。遠くから見ると、いつもとは違う場所に見えたのでした。こんな体験をするとは。その時は、本当に驚いたと同時に、黒井千次さんや吉野弘さんの作品を思い出しました。今思うと、感謝しています。ありがたい体験でした。冷静になって考えるきっかけになりました。現在の目の前の嫌なことだけに囚われていたのかもしれないと思い直しました。何十年も働かせてもらい、良い思い出、良い人に恵まれていたことに改めて気がついた日でした。去るのはいつでもできる。もうしばらくは、ここで働こうと思った日でした。
 この曲を聴いてくださったみなさんも、毎日毎日、本当に色々なことがあると思います。つらいことがあるときは、そんなに単純に解決できるものではありません。でも、幸せの中にいるときには幸せってのは見えないものかもしれません。虹とは、自分では気がついていない幸せの象徴のようなものです。そんな景色を歌にしました。見つけてくれて、ありがとうございます。オオダイラゴウ+

アーティスト情報

Dream Ship Records

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