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本作は、過剰に整形された現代ポップスの無菌室加工や安易なバラードの救済を両断し、180BPMで爆音疾走するネオ和風ボカロロックの重力の中で実存を「過密都市の理不尽」へ幽閉する「自己の無効化と日常の不条理な蜂起」をテーマにした、極上のシネマティック・ネオトラディショナルハイパーポップです。甘いシューゲイザーやフューチャーベースの定型を徹底的に焼き尽くし、三味線風の超高速超テクギターと和太鼓音を倍増させた電子ドラムの律動に、箏調のシンセ旋律が融合。感情の起伏を平熱の狂気のなかに監禁した、剃刀のように鋭利で中性的なマシンガン・スタッカート多層肉声が耳腔を過激に蹂躙します。サビでの圧倒的コール&レスポンスと、ブリッジでテンポが半減する凶悪な不協和音変調を展開し、最後は完全遮断の極致へ至ります。
Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。