Lyric

ほど遠い本心は嘘に等しい

もういっそ理想に見限られたいと

モーニングコーヒー冷めた午後に

消えた祈り 露知らず

文字通りの希望にほうき星を描いた

幼気な日曜日の後遺症

濁りを知らぬ愛を絵空事だと笑って

応急処置をしよう 嫌われぬよう

孤独を避ける法則のみを知ろうとしたものの

伽藍堂の今日

痛いだけ

まやかしじゃない本当のこと

秘めたい世界の前でも

いつの間にかほら 見失ってしまう僕らだ

眼差し逸らし取り繕う

ばら撒いた微かな記憶は影を落とす

乞うより放棄 無抵抗の自尊心

お利口に偽装し 澄まし顔

焦がれる想い ぼやけて不良品

溢れる問いはluv me？ 涙目で

幼い日の片隅で泣かないと誓った夕暮れ

後ろ暗い背中を冷ますだけの月に成り代わり

儚い話と手懐ける

当たり前の顔して裏切る 在りし春

名ばかりのクロニクル暴く 形無しの為体曝す

知らずに潰した夢 数秒前の瞬きみたいに忘れ

無感を俯瞰した上で受諾

所謂それを大人と見なす 言い聞かす

あの日の僕は目を腫らす

4階の校舎から投げられたママが買ってくれたランドセル

葛藤と咽ぶ10歳にも満たない少年の拒絶

止まった絵日記の続き 願った明くる日の形

今は隣で宵となり

本当の僕はどこだろう

今日も大嫌いな街を歩く

帰ったら少し眠ろう

まやかしじゃない本当のこと

知れるだろうか