夏に揺れるのジャケット写真

歌詞

夏に揺れる

紫陽花は降らない

溶けたアイスの憂鬱と気の抜けた炭酸みたいな僕

夏の魔物は僕の手をぎゅっと離してくれない

もうちょっとあとちょっと この夏と夢の狭間に

もうちょっとあとちょっと 浮かんでははじけて

遠く響く喧騒と祭りの後の硝煙

この季節のすべてが君を覚えている

夏に揺れる僕の声は

このぬるい夜風にかき消されて

君を追いかけては

小さく君の名前を呼ぶよ

夏に揺れるこの季節が

儚いならば早く消えてくれ

君の影法師が遠く笑って

僕に手を振る

あの花が咲く頃 この夏に一人

後悔先に立たずそんなこと分かってたはずなのに

青春の気怠さが僕を孤独にする

君と向き合うにはあまりに僕は子供で

そんな矛盾ばっかりが夏風に濁る

夏に揺れる君の声は

どこか遠く咲いた花火のように

今もくすぶってる

僕の記憶のモヤを払う

例えばこの世界に枯れない花があるなら

この終わることのない気持ちがきっとそうだ

曇りのない 途切れない 忘れない 叶わない

分かってる分かってるけど

ゆらゆらゆら

夏に揺れる僕の声は

このぬるい夜風にかき消されて

君を追いかけては

何度も君の名前を呼ぶよ

夏に揺れるこの季節が

儚いならば早く消えてくれ

君の影法師が遠く笑って

僕に手を振る

あの花が咲く頃 この夏に一人

季節が変わっても この夏に一人

夏に揺れる僕の声は

この夜風にかき消されて

  • 作詞者

    少年T

  • 作曲者

    少年T

  • ミキシングエンジニア

    道端ノラ

  • ボーカル

    紫陽花は降らない

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