歌詞

久しぶりにすてきな映画を見たから

あなたも同じ気持ちになっていると思って

手を握ったの　エンドロールの間

一コマ一コマの美しさ　村の人々の暮らしに

私も　いつしか入り込んで

男に騙されながらたくましく生きる女たちと一緒に　笑った

あのクライマックスは　切なすぎて張り裂けそう

ずっと余韻の中で　私は泣いていた

けれどあなたは立ち上がりながら

すごいつまんない、と言って

こんなやからが日本の映画をダメにする、って　あくびして

まったくからっぽだよ、何も心に届かないね、

うまい飯でも食って、気分直そうぜっ、だってさ

あぁ、私の想いが　あなたに届かないようで

私がからっぽだと　言われているような　悲しい気分で

幼い頃に好きだったシリーズ映画を

思い出したから　一緒に見たいなと思って　借りてきたのに

オレこの主演俳優が、昔っから大キライなんだよ、

怪訝な顔して　ずっと放りっぱなし

あぁ、私の想いを　あなたにはじかれたようで

どうして見向きもしないの　いつも私を知ろうともしないの

どうりで最初から話が合わないわけだわ

もちろんどちらが良いとか悪いではないけど

違いすぎて　時々不安になる

あの素晴らしさが分からないなんて

あの奥深さに気付けないなんて

あぁ　そこは笑うところだよー　嚙み合わないね

どうかしてる…ばか…ばか…バカナンジャナイノ？

だけれど、、、

あななたに抱かれてしまうと　ゆりかごのように優しくて

香り立つぬくもりが　皮膚の奥まで沁み込んでくる

一緒にはしゃいで遊べば　どこまでも胸がはずんで

ぎゅっと抱かれたまま　眠ったらそれだけで

もうどうでもいい　映画なんて　他人の事

二人には

別にどうでもいい　関係ないこと