Lyric

あの瞬間に僕らの

世界が止まったみたいだ

秒針は動いてる

なんだ気のせいか

テレビから聞こえる

夏の選抜甲子園

今年も来たんだな

この季節が

「生きる意味」がどうとか

「死にたくなる」とか

「存在価値はあるのか？」とか

まぁそんなことなんか今は

どうでもいいことなんだけど

今年も夏の音が

会いたくなったらそっちまで行っていいかな？

君は喜ぶかな？

それとも哀しむかな？

二人でよく見上げた空は

あの時と変わらず輝いていた

君といた夏

君のいない夏

夏の大三角を見上げた

君の横顔は綺麗で

どうやって切り取ろうか

気づかれる前にさ

照れくさそうに笑う

君を抱きしめた感触が

今もまだ腕の中に残ってる

ここからはもう独りなんだな

本当に君はもういないんだな

あの角を曲がったとこで

おどけた顔した君が

こっちだよって呼んでいた

会いたくなったらそっちまで行っていいかな？

君は哀しむかな？

それは嫌だから

もうちょっとだけこっちに居ようかな

独りで見上げた空は綺麗で

君といた夏

君のいない夏