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「腐る、澱む、濁る」は、夏の大都市で発生する感覚の飽和状態を記録した楽曲です。
人の笑い声。香水。排気ガス。音漏れ。クラクション。街に流れる音楽。
それぞれは日常の一部でしかないはずなのに、ある夜突然すべてが皮膚にまとわりつき始める。
主人公は街を歩いているだけです。しかし視界も空気も音も少しずつ濁り、世界全体が腐敗していくように感じられる。
都市そのものが変質したのか。それとも自分自身が変質したのか。
答えの出ないまま膨張していく違和感を、高速で脈打つビートに閉じ込めた作品です。