歌詞

灰色の空は奥行きを忘れて　小さな景色さえ飲込んで

工事中ですよ片側一車線　2台のスピードは合わさって

翳る月の爽やかさの前に　照らした雲の形を覚え

とっておきのパス会心の一撃　今更慌ててももう遅い

輝く時のまま　受け入れた未来は　流れて行く

失われた煌めき　歌わない理由を　雨降る夜の

怪しい空に冴えない気分を言付け

どこまでいけるか徒に顔を顰めて

悲しい気持ちが織り成す空の模様は

理由も聞かされず忘れ去られるだろう

結局彼は乗り越えられずに　作り物の笑顔も忘れて

中身のない明るさを振りまく　心配させてしまわぬように

ふらりとかわすお決まりの仕草　寂しい様な恥ずかしい様な

深刻な顔にすべてを覆われて　行き着く場所に居たくはないぜ

目を瞑るとそこに　時間が過ぎるのが　やりきれなくて

良くなることは無い　理由が分かるけど　悲しくはない

激しい雨が季節の境目に沿って

流されぬように不自然に肩を斜めに

見えない壁が隔たりを確実にして

そのうち諦めて笑い出すのだろう

冷たい雨の中　思い出と何かが心の中を

振り出しへと戻り　伝えたい事など　一つもなくて

楽しい時はつかの間の夢と気紛れ

素晴らしい風が次第に心を満たして

今だけ少しなりふり構わず戦って

見つけた答えに笑いを堪えればいい