歌詞

誰彼を虜にする魔法は

花の数ほどあるけど

口づけで可視光を解けるのは

君以外じゃない

目的を失ったサイズの

カルダモン香のイタリアン

アザレアの藪を払うのは

君以外じゃない

自撮りもトークも刹那の閃きも

不思議な力でかき消されていくの

あたしの存在と、その存在証明と、証明手順を、君の瞼に焼き付けて

あたし透明人間だからさ

そんな恥も外聞もありゃしない

でも透明人間だからさ

きっと誰彼には捕まえられないの

審美眼も倫理観もまともじゃないから

君の視界だけにパラ咲いてるの

ねぇ、このまま一生愛してね

五月雨やレビテイション日和に

傘を差したマイノリティ

サンダルの転がった玄関に

君だけが居ない

あさぼらけ幌を脱がす合図で

集り出した蟻の群れ

腑の月を盗むのは

君以外じゃない

無頼漢がライカンに変身した夜

セーフティも外しているダンス・インザホール

思考回路盤のビタースイートな層が

最高の反抗期に朧げに煌めいた

あたし透明人間だけどさ

こんなin busyな毎日で眠れないのに

透明人間だからさ

きっと誰彼にも救われやしないの

フーリガンもコームインも向いてないから

君の思い出にパラ咲いてたいの

ねぇ、このまま一生愛してね、ねっ