Lyric

いつからだろう　音の無い世界に

懐かしい声 求め耳をすませていた

都会の喧騒　地下鉄を行く風　俺の耳には何も届かない

いつからだろう　色の無い世界に

鮮やかに咲く花を探し彷徨いながら

彩られた街並みでさえも　水墨画のように見ていた

だけど君に触れたとき　世界は息吹を与えられたように

リアルを超える現実へと　俺を導いてくれるから

いつからだろう　いつまでだろう

琥珀色の夢に誘われ

いつからだろう　匂いの無い世界に

かすかな残り香辿り息を吸ってみる

珈琲や金木犀　真夏の汗まで　ほんの僅かな記憶を刺激すればいい

いつからだろう　熱のない世界に

命を激しく燃やす時間を待ちわびて

過去だけを相手に競いながら　今の自分を超えようともせず

だけど君を抱いたとき　世界をまばゆい光が照らすように

自由な現実もあるんだと　俺に気づかせてくれるから

いつからだろう　いつまでだろう

琥珀色の夢に酔いしれ

誰もが過ちを重ねながら生きて行く

三次元の時計は針を逆に戻せない

全ての未来が過去だけに縛られているのなら

琥珀色の夢に解き放て

ここでは全てが思いのまま

目と耳と鼻と舌の全てで君を確かめる

いつからだろう　いつまでだろう

琥珀色の夢に誘われ

いつからだろう　いつまでだろう

琥珀色の夢に酔いしれ