Lyric

あなたが種を蒔いた小さな花壇が

宵色のアネモネで埋まる日まで

冬の寒さに震えても

2人の間に広がる未来の種を

一緒に一粒ずつ選ぼう

雪との合間に二人だけの思い出

混ざっていく僕らの色

少しずつ白く光ってく

一輪の花さえも見えない白銀の世界

君のレンズに映る一瞬を閉じ込めて

夜の雪より白い肌の

時間が止まるような美しさに

フォーカスは合わせたままで

君の指が切り取る世界

全ての瞬間を焼き付けて

長い指も華奢な肩も

全て包んで暖めてあげる

雪融けの水に濡らす手が痛くって

いつの間にこんなにも僕らは傷ついていたの

僕らの手に舞う六花は

すぐに溶けてしまうけれど

消えるまでの一瞬

2人だけでその白に触れよう

2人で種を蒔いたあの夜に

降ってた小さな白い花が

君の長い髪を飾って

紫色の夜空の向こう

星よりも綺麗な君だから

抱きしめるよ 弱さごと

フィルムに写らない君の温度も

春よりも優しい君の体温に触れた夜

2人の未来ごと白に照らされていく

君が切り取る時間と景色

その中に僕も一緒に閉じ込めて

僕の目には君しか映らないから

写真の中の僕が見てる

レンズの向こうで笑う光を

何年先も、その虹色を、

この目でずっと見ていたい