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SENA119による待望の1st EP。
本作の根底を流れるのは、「対立する2つの概念の共生」。
静寂と衝動、陰と陽、文化と商業。
昨今、二元論で語られがちな対立関係を破壊し、共生するスタンスを明確に提示している。
あらゆる対立関係の出来事や概念、さらには対立関係を象徴するようなワードに耳を凝らしてほしい。
鮮烈な色彩のジャケットが示す通り、混沌とした精神世界をそのまま音像へと昇華したデビュー作だ。
1.【ONSANE】
興味が湧くと温泉を掘るかのように深掘りをし、温泉のように知的好奇心が湧き出る。そんな生まれながらの狂気的な好奇心がテーマの楽曲。
2.【NONONO】
世間のあり方に対し疑問を呈しながら、独自の哲学を曝け出した一曲。
同時に、HipHopの像にハマらず、あくまで自分のHipHopスタイル、日本のHipHopのスタイルもぶつけている。
3.【主演女優賞】
失恋ソング。自分と似ているようで真反対な女の子。その子に恋をしていたのか、その子の世界に恋をしていたのか。そして、別々の方向へと歩み出した世界達はどこに終着するのか。一日中その子に脳をハックされる感覚だ。
4.【Free Hug】
日常への圧倒的な肯定と感謝を歌った「日常讃歌」。都会の喧騒から離れ、自然の中でマインドをフルチャージする、ポジティブでjazzyなバイブスを凝縮。
5.【紫】
本作の軸となる一曲。
とある人の世界が気になって仕方がないが、あくまで別の人間で全部を知ることはできない。そんな真っ暗なトンネルということを分かりながらも足を止めることができない。
6.【ファッションの取扱説明書】
HipHopと同時にアイデンティティの一つでもあるファッションに対する自己哲学。好きな服を着て街を歩くときの高揚感をそのまま音に変換したような一曲。
7.【A Blue】
出会いと別れの予感、美しくもどこか切ない人間模様を描いた一曲。湘南の海の情景と、独特な距離感が、メロウな空気感の中に溶け込んでいく。